【屋根塗装】タスペーサーと縁切りについて!|[川崎市]外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店 リベラルペイント
こんにちは!
リベラルペイントの栗田です!!!!
本日は、屋根塗装に必ず必要な工程
縁切り・タスペーサーについてお話しいたします!
屋根にはいろいろな種類がありますが、 現在多くのお家で使われている
【スレート屋根】は、縁切り(えんぎり)という作業をする必要があります。
縁切りや、縁切りに使用される「タスペーサー」という道具について、確認したいと思います!!!
|縁切りの役割
縁切りとは、スレートという種類の屋根を塗装する際に行われる作業のこと。
スレート屋根は、カラーベストやコロニアルとも呼ばれ、セメントでできた薄い板状の屋根材を敷き詰めて作られていますが、屋根材と屋根材の間に隙間を空ける作業が縁切りです。
屋根塗装は基本的に塗料を3回塗り、塗料が乾くと保護膜になって屋根を守ってくれますが、
スレート屋根は塗装をすると、屋根材の隙間が塗料で埋まってしまいます。
隙間が無くなるという事は、雨水が侵入するのを防ぐことができるように思えますが、
実は逆効果になり、雨水がきれいに流れることができず、雨漏りの原因になってしまうのです。。!
スレート屋根塗装は、ただペンキを塗るのではなく、縁切りで屋根材に適切な隙間を空けることで、雨漏りのトラブルからお家をしっかり守ることができます!!
そのため、塗装業者さんから見積書をもらった際に、縁切りの見積もりがかかれていない場合は、
必ず確認するようにしましょう!!!
|縁切りで活躍するタスペーサーとは??
縁切りは、以下のように2種類の施工方法があります。
・カッターを使って隙間を空ける
・タスペーサーを使って隙間を空ける
カッターを使って縁切りをする方法は、現在ではほとんど行われておりませんが、
中にはカッターで縁切りをする塗装業者さんもいます。
しかし、現在の縁切りは、タスペーサーという部材を使用することが多いです。
タスペーサーには、約4㎝四方の、強力なプラスチックで出来た小さな部材で、屋根の間に差し込んで使います。
下塗り・中塗り・上塗りの中でも下塗りの後にタスペーサーを差し込んでから、中塗り・上塗りを塗ることで、塗料によって隙間が埋まることは無くなるのです!
約30坪の一般的なお家であれば、約100個近くタスペーサーを使いますが、カッターで切っていくのに比べて効率的なので、ほとんどの塗装業者さんがタスペーサーを使って縁切りをしております。
|ラバーロック工法に注意!!
雨漏り工事や、屋根の修理をする際、見積書に【ラバーロック工法】と記載がある場合は注意が必要です!
コーキング材(シーリング材)という弾力のある樹脂を使用して、屋根材と屋根材の隙間をすべて埋めてしまう工事のことを言います。
屋根材の隙間を埋めると、雨水の逃げ道が無くなって、逆に雨漏りを引き起こしてしまいますが、専門的な知識になるので、この現象を知らない人はたくさんいます。。
しかし、これを利用して工事費用をだまし取る悪徳業者が、塗装業界にはたくさん潜んでいるのです・・・!!
悪徳業者は、不適切な工事をしてお客様からお金を奪おうとしますが、屋根の工事は特に地上から見えず、確認ができにくいため悪徳業者にとって不正のしやすい場所なのです。
「屋根の隙間をすべてコーキングしたので、雨水は入りません!」と言われると、雨漏りの心配が無いと思ってしまうかもしれませんが、、
悪徳業者の使う典型的な手口なので、お見積書の確認が必ず必要になります!!
|屋根には適正なコーキング工事があります!
屋根全体の隙間をコーキング材で埋めてしまう工事は、悪徳業者が使う不正な工法ですが、
屋根にコーキング工事を行うこと自体は悪いことではないのです!!!
屋根材のひび割れ補修や、板金(屋根の山・谷部分)の隙間など、適切な工事であれば問題ないので、
屋根補修にはよくコーキング工事を行っております!
埋めてはいけない隙間までコーキング工事をしてしまうのが問題ですので、見積書に屋根のコーキング工事がある場合には、作業内容を詳しく確認することが大切です!
また、屋根材のひび割れ補修など適正なコーキング工事であっても、一時的な補修になるので、屋根塗装や葺き替えなどを検討してみるのもよいかもしれません。