【カラーベストってどんな屋根?塗装や修理について】|[川崎市]外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店 リベラルペイント
2021.10.29 (Fri) 更新
こんにちは!
リベラルペイントの栗田です!!
本日は屋根材の一種である【カラーベスト】についてお話しいたします。
カラーベストは、デザインの種類が豊富なので、新築・葺き替え問わず、多くのお家で使われております。
・カラーベストの特徴
・修理する場合の価格相場
・工事をするときの注意点
これらについてお話しさせていただければと思います。
カラーベスト屋根を修理したいと考えていたり、これからカラーベスト屋根にしたいという場合も、きちんと工事ができるよう、一緒に確認してみましょう!!!
-目次-
カラーベストは、屋根材の一つで、セメントを主な材料として薄い板状になっており、軽くて耐久性に優れているのが特徴です。
デザインや色も豊富で、さまざまなタイプのお家に合うことから、現在お家の屋根材では一番多く使われています。
カラーベストは以下のようにたくさん呼び名がありますが、
これは屋根材自体の名前と、製品名が混ざって使われているために、名前が増えております。
・カラーベスト
・コロニアル
・スレート
・スレート瓦
・化粧スレート
カラーベストやコロニアルは本来、屋根材や外壁材、雨樋などを取り扱うメーカー「ケイミュー株式会社」が販売する【スレート】という屋根材の製品名で、今ではシリーズ名や製品名が浸透して、スレート屋根自体のことをカラーベストやコロニアルと呼ぶことが多くなっているのです。
ここでは、カラーベストをスレート屋根と同じ意味合いとしてお話しさせていただければと思います。
■カラーベストが使われた場合の屋根はどんな構造?
一般的なカラーベストの構造は、垂木(たるき)と呼ばれる骨組みの上に、屋根の「面」となる野地板を貼り、
さらにその上にルーフィングと呼ばれる防水シートを貼ります。
これらの一番上にカラーベストを敷き詰めていくことで、私たちが普段目にするお家の屋根の形となるのです!
屋根の中をまじまじを見る機会は滅多にないと思いますが、
カラーベストの下には雨水がお家の中に侵入しないように、きちんと防汚シートが張ってあります。
しかし、表面のカラーベストが劣化して、その下にある防水シートも傷ついてしまうと、
雨漏りに繋がる可能性があるというわけです。
カラーベストには、たくさんのメリットがありますが、デメリットもきちんと知っておくことが大切です!!
安心・納得して、屋根工事をするためにも、カラーベストの特徴をメリットとデメリットに分けて、詳しく紹介してまいります!
■メリット■
メリット1: デザインや色が豊富
直線的なデザインや、角度によって見え方が変わる波型のデザイン、石材調やレンガ調など、
デザインや色の種類がたくさんあるので、洋風から和風までどんなお家にも合わせやすいです。
2色から3色の、違う色のカラーベストを混ぜ合わせることができる種類もあり、
独自のデザインにすることもできるので、デザインを重要視している場合はぴったりの屋根材と言えます。
メリット2:ほかの屋根材に比べて価格が安い
現在お家の屋根に使われている屋根材は、スレート屋根のほかに、
瓦屋根や、ガルバリウム鋼板というような金属屋根が多いですが、
この中でもスレート屋根材は価格が安い屋根材なので、費用を抑えて工事をすることができます。
メリット3:お家に掛かる負担が少ない
カラーベストは、一般的な屋根瓦に使われる陶器瓦と比べると半分ほどの重さしかないので、
お家全体の重量が軽くなって、お家に掛かる負担を減らすことができます。
また、屋根材の軽さは工事をする業者さんの負担を減らすことにも貢献し、工期を短くすることにも繋がります。
■デメリット■
デメリット1:定期的なメンテナンスが必要
カラーベストの主な原料であるセメントは防水性が低く、表面の塗装が劣化すると、
防水機能も落ちてしまうので、約10年ごとに塗装工事をするなどの定期的なメンテナンスが必要なのです。
防水機能が低くなると、腐食・雨漏りの原因になったり、カビやコケ、藻の発生に繋がったりするため、
見た目の美しさが損なわれるだけでなく、屋根自体の劣化を招いてしまうことになるのです。。。
デメリット2:凍害には弱い
カラーベストは、ほかの屋根材を比べて凍害に弱いと言われております。
凍害とは、気温差によって屋根材にひびが入ったり、割れてしまう現象のことです。
カラーベストの主材となるセメントは水分を吸収しやすく、セメントに含まれる水分が寒さで凍ったり溶けたりするときの膨張によって、カラーベストを割ってしまうことがあるのです。
凍害が起きにくいタイプのカラーベストもありますが、塗装が劣化してくるとすぐに凍害の影響が出てしまうものが多く、北海道や東北地方など、寒い地域でカラーベスト屋根を使いたい場合は注意が必要です。
カラーベストを使った屋根を修理する方法は、大きく分けて以下の3つになります。
・塗装工事
・葺き替え工事
・重ね葺き工事
屋根の劣化状況によっては工事が適用できない場合もあるため、事前にお家の現地調査を行い、
どの工事方法が合っているのかを確認する必要があります。
■塗装工事
カラーベストの塗装工事は、屋根をキレイに洗浄したり、ひび割れなどがあれば補修をしてから、塗料を3回塗っていきます。
屋根にはカビやコケが生えてくることが多いので、きちんと洗浄してから塗装をすることで、塗料がしっかり密着して長持ちさせることができます。
また、塗装工事に使われる塗料には、紫外線や雨、カビやコケなどからお家を守る機能が備わっており、
屋根はとくにお家の真上にあるものなので紫外線や雨のダメージを受けやすいため、塗装で保護してあげることが大切です。
カラーベストの塗装工事に掛かる費用は、使う塗料のグレード(品質)によって変わってくるので、
どんな種類の塗料を使いたいかを考えておくことや、お家に合う塗料を確認・相談してみることも大切です。
■葺き替え工事
カラーベストの葺き替え工事は、古いカラーベストを取り外して新しいカラーベストに乗せ換える工事のことです。
古い屋根材を取り外すので、屋根材の下に敷かれている防水シートや下地の状態を知ることができ、
必要であれば補修をして、お家を長持ちせさせることができます。
しかし、一度古い屋根を取り外す工程があるので、工事期間が長くなり、取り外した屋根材を撤去する費用も掛かります。
■重ね葺き工事
重ね葺きは、カバー工法とも呼ばれる工事方法で、古い屋根材の上から新しいカラーベスト屋根を取り付ける方法です。
屋根材が二重になるので、重量が増え、お家全体に負担が掛かることがありますが、
古い屋根を撤去する必要がないので、工事期間が短く費用も安くなります。
しかし、屋根の下地が劣化している場合は、重ね葺き工事をすることができません。
屋根の下地が傷んでいるということは、近いうちに下地を補修したり新しくする必要が出てくるので、
またすぐに屋根の工事をしなければならなくなったリ、その際に屋根材を2回取り外す手間がかかるため、
費用も増えてしまうのです。。
重ね葺き工事をする際は、事前に現地調査を行い、重ね葺き工事ができる状態かどうかを見極めてから行いましょう!
ここまで、カラーベストの屋根材についてお話ししてまいりました。
ご自宅の屋根がカラーベストの方は参考にしていただけると嬉しいです!
その他、気になる点分からない点がありましたら、お気軽にお問い合わせください!
本日もお読みいただき、ありがとうございました!!!