【外壁塗装でできること、できない事】~できないこと編~
こんにちは!
リベラルペイントの栗田です!
本日は、前回お話しいたしました外壁塗装・屋根塗装で【できること・できないこと】続編です!
前回は”できること”についてを詳しくお話しさせていただきましたが、
本日は≪できないこと≫を詳しく掘り下げていきたいと思います!!!
【目次】
1.外壁塗装でできること・できないこと
2.外壁塗装・屋根塗装でできないこと【基本編】
3.外壁塗装・屋根塗装でできないこと【機能編】
[前回更新]
【外壁塗装でできること、できない事】~できること編~ も併せてお読みいただくと新たな発見が見つかるかもしれません!
|外壁塗装でできること・できないこと
【基本編】
-できること-
・屋根や外壁の防水性能の回復
・外観の美観の回復
・防苔や防藻、防カビ
-できないこと-
・建物の防水、雨漏りの補修
・クラックの補修
【機能編】
-できること-
・外壁の綺麗さを長続きさせる低汚染
・遮熱機能
・断熱機能
・空気をキレイにする光触媒
-できないこと-
・エアコンがいらなくなるほどの遮熱・断熱機能
・完全な結露の防止
|外壁塗装・屋根塗装でできないこと【基本編】
お住まいを塗り替える目的は「外観や屋根材の防水性を保ち、保護し、美観を維持すること」、
その他にはお住まいに快適機能を付与することです。
これら以外は目的外の事と言っても過言ではありません。。。
当然のことながら、目的外のことについては実現することは不可能なのです。。
■建物の防水・雨漏りの補修
訪問営業などでよく言われるのが「屋根塗装と外壁塗装をすれば、雨漏りは止まります」というトークです。。
確かに屋根塗装と外壁塗装には防水性を保つという目的もあるのですが、それは屋根材や外壁材についてであって、建物全体の事ではないのです。
屋根材単体、外壁材単体の防水性能を高めても、根本的な解決にはなりません・・・。
雨漏りは違う建材同士の取り合い(接合部や継ぎ目)部分からの雨水の侵入が原因である事がほとんどです。
-POINT-
雨漏りの原因は、防水材の破損やシーリングの劣化など、様々です。
こちらを補修しない限り、雨漏りは止まりません。
屋根材や外壁材に原因がある場合でも、それらのクラックなどの補修は塗装工事とは別の工事や工程となります。
■屋根材や外壁材にできたクラック(ひびやクラック)の補修
0.3㎜未満のヘアクラック程度でしたら、弾性塗料でそのまま塗りつぶしてしまっても問題ない事がほとんどですが、
それ以上のものはできてしまった隙間に専用の樹脂などを重点してあげないと、色々とまずいことが起こります。。
隙間が0.3mm以上の場合、塗料で塞がれていても、その下は下地の無い空間なので、クラックに沿って塗膜が凹んでしまい、
塗装面にミミズ腫れのような変なラインができてしまう事もあります。。
こうなると、美観を維持しているとは言えません。
こちらのクラック補修も塗装工事とは別の工事や過程となります。
お見積書に記載が無かったりした際には、要確認が必要です!
屋根材や外壁材に原因があるばあいでも、それらのクラックなどの補修は塗装工事とは別の過程となります!!
|外壁塗装・屋根塗装でできないこと【機能編】
■真夏に冷房がいらなくなるほどの遮熱機能
遮熱塗料で塗り替えたからと言って、寒冷地域や特別な冷夏でもない限り、
真夏にエアコンの使用を完全に停止できるほど、室温上昇を制御することはできません!!!
前述のように、室温の低下は3℃程度です。
現実的に考えれば、[エアコンの稼働日数や稼働時間を減らせる]、[室温を高めに設定してもしっかりと涼しくなる]
といったところです。
光熱費の削減効果は高いのですが、それをゼロにするのは絶対に不可能なのです。
■夏も冬もエアコンの稼働をゼロにするほどの断熱機能
冷房と暖房に関して言えば、断熱塗料であっても、その使用をゼロにできることはありません。
断熱塗料であれば、夏と冬、ツーシーズンの光熱費を削減できるので、年間を通してかなりの節約ができるでしょう。
大幅に光熱費の削減をすることはできますが、全く稼働させないというのは特別な異常気象でもない限り、考えられません。
■完全な結露の防止
結露は建物の外と中の温度差によって発生します。
それまで空気中に漂っていた水蒸気が冷やされて液化し、壁などに付着するのが結露です。
多くの方がご存じのように結露は窓ガラスやそのサッシに発生します。
最も温度差が発生しやすいからです。
窓ガラスやそのサッシには断熱塗料を塗ることができないため、どうしても温度差が高くなり、結露が発生してしまいます。
場合によっては断熱塗料によってお部屋の温度と外の温度差が以前よりも大きくなり、窓ガラスやそのサッシの結露がひどくなることもあります。
窓ガラスに塗る断熱材やサッシに貼り付ける結露防止テープなど、総合的な対策が必要になることもあります。
|機能性塗料は効果を大きく伝えられがちですが、万能ではないのです!!!!
いかがでしたでしょうか?
遮熱塗料や断熱塗料はその機能が大きく注目されるため、その効果も大きく伝えられがちです。
効果の目安とされている3℃の温度変化は人によってとらえ方も違いますし、気温や室温によっても感じ方も大きく違います。
30℃が27℃になれば「涼しい」と感じるでしょう。では27℃が24℃になったら、どうでしょうか?
人によっては「かなり涼しい」でしょうし、「ちょっと肌寒い」と感じるかたもいるはずです。
ご自身で判断をし、決めることが必要なのです!