【実は重要!】ベランダ防水塗装を解説!
こんにちは!リベラルペイントの栗田です!
本日は、実は塗装工事の中でも重要な箇所、ベランダ防水についてお話しいたします!
普段使っているベランダですが、ヒビが入っていたり、水はけが悪くなったとしてもそれほど問題には感じませんよね。
しかし、あなたのお家や暮らしにとってベランダは大切な役割を担っています。。!
今回は、
・ベランダの防水塗装の役割
・ベランダの防水塗装の種類
・ベランダを防水するタイミング
・ベランダの防水工程
これらを確認していただき、あなたの大切な住まいを守るためにも、一緒にベランダ防水について確認してまいりましょう!
=目次=
お家のベランダには、建築したときに必ず防水機能が備えられており、ベランダに防水機能がなければ、雨漏りが発生してしまう可能性があります。
ベランダ防水とは、防水効果がある塗料を塗ったり、防水シートを敷いていくといった工事で、ベランダの床材に水分が染みこまないようにするために行います。
ベランダと同じように、お家の屋根も真上から雨水を受ける部分ですが、屋根には勾配(こうばい)と呼ばれる傾斜が付いているので、雨水が地面に流れ、水浸しになってしまうことはありません。
しかし、ベランダは屋根のような大きな勾配がないため、防水塗装をしなければ水が溜まりやすくベランダの床材に水分が浸み込み、雨漏りが発生してしまうのです。。
また防水塗装は一度行えばその後は行う必要がないというものではなく、防水塗装で塗った塗料の膜が薄くなってきたり、表面にヒビ割れが発生したりすると、
防水機能が無くなってしまい、雨漏りにつながってしまうのです・・・!
その為、あなたの大切な住まいの健康な状態を保つためには、最適な時期にベランダ防水を行う必要があるのです!
★ベランダ以外にも防水は必要???
ベランダだけでなく、バルコニーやウッドデッキ、さらには屋上なども劣化が早いため、屋外に関しては防水を施す必要があります!
ベランダ防水によく使用される防水工事は、一般的に2種類あります。
お家のベランダに適した防水工事を行うためにも、ベランダの防水工事の種類について詳しくお話しいたします!
-ウレタン防水-
ウレタン防水とは、ウレタン樹脂が混ざった塗料を塗っていく工事で、塗料を塗り重ねて創を作り、水分の侵入を防ぎます。
防水工事の中でもベランダ防水によく使用される工事方法で、次のような特徴があります。
≪メリット≫
・他の工法よりもと塗料や道具などが扱いやすく、狭いベランダでも工事しやすい
・工事価格が安くなる
・定期的に上塗り塗料を塗装することで、寿命を延ばすことができる
≪デメリット≫
・安い反面、他の工法よりも耐久性は低く、ひび割れが起こりやすい
もし、ベランダ防水にどの工法を選べばいいのか分からなく迷っている方には、
ベランダ防水工法の中でもよく使われるウレタン防水がおススメです!
|ウレタン防水には2種類ある??
防水工事で多く使われるウレタン防水ですが、「通気緩衝工法」「密着工法」の2種類に分けることができます。
通気緩衝工法は、通気口が空いているシートをベランダに取り付けて、ウレタン樹脂を上から塗装してい工事です。
空気の通り道ができるため、下地と防水層の隙間に水分を溜めずに済み、現在行われているウレタン防水のほとんどは通気緩衝工法です。
密着工法は、屋上の下地が吸収する雨水の逃げ道がなく、そのまま水分をとどめてしまいやすい為、現在はあまり使われなくなりました。
-FRP防水-
とにかく早くベランダ防水を終わらせたい、と希望する方におススメなのが、FRP防水です。
ガラス繊維を配合した特殊な強化プラスチックのシートを張り付けてコーティングすることで、防水機能を高める工法です。
FRP防水には次のような特徴があります。
≪メリット≫
・熱や腐食、耐久性が高く、防水層には十分な強度がある
・塗装後1~2時間で乾燥する
・軽いのでベランダに負担をかけにくい
≪デメリット≫
・塗装のときに特有のにおいがする
・他の防水塗料と比べると工事価格が高い
FRP防水は、ひび割れを起こしやすいので、他の工法よりも寿命が短いという欠点がありますが、
早めにメンテナンスをすることで耐久性を保つ事ができます。
|他の防水工法は??
防水塗装には、ウレタン防水やFRP防水以外にも、
・シート防水
・アスファルト防水
こういった工法があります。この2つはお家のベランダには向ておらず、屋上などによく使用される防水工法です。
シート防水とは、塩化ビニルやゴム製のシートを貼り付ける工法ですが、デコボコしている場所には不向き。。
エアコンの室外機なども邪魔になってしまうので、あなたのお家のベランダに障害物がある場合は、ベランダ防水には不向きでしょう。
アスファルト防水は、セメント質のシートと液状のセメントを重ねて防水層を作る工法です。
防水性の高さは優れていますが、下地の動きに影響されやすいので、お家のベランダ防水をするときは、ウレタン防水やFRP防水がおススメです!
ベランダ防水をすべきタイミングは、ベランダをよく見るとサインが出ていることがあります。
以下のような劣化状況が確認できれば、早めに防水工事をしていきましょう。
劣化1:ひび割れ
ベランダ防水の表面にひび割れが起きていれば、塗料で出来た【塗膜(とまく)】と呼ばれる保護膜劣化している証拠です。
そのまま放っておくと、ひび割れの部分から急激に劣化が進んでしまうので、見逃さずにメンテナンスをするのがおススメです!
劣化2:膨れ
ベランダ防水の表面と見ると、水膨れのような膨れが起きていることがあります。
主な原因は、前回防水工事をした業者による施工不良である可能性が高いですが、ひび割れ部分や隙間から水分が侵入してしまっていることも。。。
膨れが起きている箇所は、塗膜が薄くなって防水効果が下がっているだけでなく、放置しておくと破れてしまうことがあるので注意です!
劣化3:剥がれ
ベランダ防水は塗料や防水材でコーティングをすることで、水分の侵入を防ぐので、塗装の表面が剥がれてしまうと、その部分は防水効果が無くなって、水分が簡単に入り込んでしまうという事です。
劣化4:雨漏り
ベランダ防水のタイミングを知らせるサインの中で、最も深刻なのが雨漏りです。
もしお家のベランダで雨漏りがし始めたら、すぐに防水工事をしてほしいです。
ベランダの防水機能が正しく機能していると、ベランダの水分は排水溝に流れますが、
ベランダの防水機能が低下してしまうと、水分は排水溝に流れるだけでなく、そのまま下地に入り込んで雨漏りとなってしまうのです。。
劣化5:水が溜まる
ベランダに足を踏み入れた際に、水たまりを踏んでしまうようなことがあるとすれば、防水機能を考えてください。
ベランダの床は、平らなように見えて実は少しだけ傾斜が付けられれています。
ベランダに落ちた水分は防水効果によって、ビニールの上をすべるように緩やかに排水溝へと流れていきますが、防水効果が無くなってしまうと水分がその場にとどまってしまい。水たまりが発生しやすくなるのです。
|最後に・・・
ここまでベランダ防水についてお話しさせていただきました!
ご自宅のベランダの状況について、一度見てみるのがおススメです!
是非ご確認してみてください!