【コーキング材・シーリング材が汚くなる原因とは??】
2021.11.18 (Thu) 更新
こんにちは!
リベラルペイントの栗田です!
本日は、コーキングが汚くなる原因の可塑剤について解説いたします!
外壁塗装や屋根塗装には、コーキング(シーリング)が欠かせません。
しかしコーキング材が汚れてしまうと、劣化する原因となり、お家全体の劣化につながってしまうこともあります。。。
この汚くなる原因こそ、「可塑剤」と言われる成分です。
なぜ可塑剤によって汚れてしまうのかを原因を一緒に確認していきましょう!
-目次-
ひび割れの補修や、サイディングとサイディングの間に注入されるコーキング(シーリング)を、
年月が経った後に見ると黒く変色していませんか?
コーキング材の汚れはひび割れと同じように、放っておけない症状なのです。
外壁の目地などに、黒ずみができている事が多いのですが、
これはコーキング材のなかに含まれる【可塑剤】と呼ばれる物質が原因の可能性が高いのです。。!
本当は可塑剤が入っていない材料で塗装工事をした方が良いのですが、
知識がない業者さんや手抜きを普段から行っている業者は、
可塑剤が入ったコーキングを平気で使用してくることもしばしばです…
大切なお家を守るために、可塑剤についての知識を持っているのもいい事だと思います!
可塑剤(かそざい)とは、材料を柔らかくするための成分で、
コーキング材だけではなく外壁や屋根の塗装につかう塗料にも、可塑剤が含まれているものがあります。
筆箱に入っていたプラスチック消しゴムがべとべとになった経験はないでしょうか?
消しゴムなどのプラスチック製品にも可塑剤が入っており、可塑剤が入っている製品が他の製品に触れると、
可塑剤やそのほかの成分が相手の製品の方へ移ってしまうのですが、
この現象を「マイグレーション」と呼んでいます。
可塑剤というものは、年月が経つにつれて溶けて表面に出てくるのですが、
可塑剤と一緒に着色剤が含まれていた場合は、
べたつきが出てしまい、汚れが付きやすくなったり、変色して黒ずみが発生しやすくなるのです。。!
これを「ブリード現象」と呼び、コーキングした部が汚れてしまっている症状の多くはこのブリード現象によって発生している可能性が高いです!
コーキング材の汚れは、ただの汚れではなく、コーキングに含まれる可塑剤や着色剤の変化によって汚れてしまっている場合が多いので、
可塑剤が入っていない、タイプのコーキング材なのか、きちんと確認してから工事を行っていきましょう!