【外壁塗装】サイディング外壁の劣化!~シーリング材について~
サイディング外壁コーキング・シーリング基本外壁塗装塗装の豆知識
2021.10.11 (Mon) 更新
こんにちは!
リベラルペイントの栗田です!!
本日は、サイディング外壁のシーリング材の施工に視点を置いてお話しいたします!
サイディング外壁というのは、工場で作られた板状の外壁材であり、建物の外壁面に取り付けることで、お家の外装が作られていきます。
サイディング外壁の際に必ず知っておきたいのが、シーリングの劣化です!!
自宅の外壁がサイディングである事は分かっていても、シーリングの事は知らない方が多くいらっしゃいます。
一般的にサイディングボードを外壁に取り付けると、外壁材同士の間に必ず隙間ができてしまいます。
そのままにすると、雨水が侵入して雨漏りの原因にもなるため、シーリング(コーキング)と呼ばれるゴム材を注入して隙間を塞ぐ必要があるのです。
シーリングの劣化が起こると、雨漏りを発生させ、建物全体の寿命を短くしてしまいます。
サイディング外壁の際は、塗装だけでなくシーリングの劣化にも十分注意をして見ていかなくてはいけません。
|シーリングの主な劣化
【シーリングのひび割れ】
シーリング(ゴム材)を注入した際には、キレイな状態を保てていますが、年月が経ったり紫外線や雨風など、自然環境のダメージを受けたりすることで、ひび割れが起きます。
割れた隙間から雨水が侵入すると、サイディング外壁の劣化を早めるため、早々の補修が必要です。
【シーリングの肉やせ】
サイディング外壁同士の間にピッタリ埋まっているシーリングですが、劣化が進むと細くやせ細ってしまい、隙間を作ります。
隙間から雨水の侵入も発生するため、早めの補修が必要となります。
【シーリングの剥がれ】
目地の下地とシーリング材の密着度が薄いと、そのままシーリングが剥がれてきてしまいます。
剥がれるとシーリングの役割を何も果たせなくなるため、早めの補修が必要となります。
★サイディング外壁は常に振動しているのと、紫外線や雨水を常に受け続けてるため、シーリングも劣化していきます。
そのため定期的なシーリングのメンテナンスが必要となります。
|ポイント!
シーリング工事だけでも、かなりお金がかかってしまいます。
また、サイディング外壁に塗られる塗料とシーリングの耐用年数を合わせるように注意しましょう!
サイディング外壁の塗装は綺麗にしたのに、数年後シーリングがダメになってまたお金がかかる工事が発生してしまう場合もあります。
塗料とシーリングの耐用年数は合わせなければいけない事を、知っていてほしいです!
|シーリング材の施工方法
①古いコーキング材(シーリング材)を撤去する
まずは、外壁に打ち込まれている古いコーキング材を剥がしていきます。
ある程度は一気に剥がす事が可能です。
外壁にへばりついているコーキング材もしっかり落とします。
②目地の洗浄・清掃
一番大切なのは施工する部分の清掃です。
コーキング材を打ち込む面をキレイにしておかなければ、新しくコーキング材を打ち込んでも、しっかり接着出来ない事も多いです。
また、特に冬場などは被着面が凍結などで濡れていないか確認します。
もし濡れている場合は、表面を十分に乾燥させてください。
②マスキングテープ(養生)貼り
プライマーやシーリング材が目地以外の場所に付着しないようマスキングテープを貼ります。
まっすぐに貼るのは意外に難しく、十字にクロスした所では特に腕が必要になる作業です。。!
コーキングの場合は、目地の縁の両側にテープを貼って、コーキング材を注入したときに目地からはみ出しても大丈夫なようにしておくことが多いです。
③プライマーの塗装
プライマー(主にコーキング材を目地にしっかっりと密着させるための下塗り材のことを指します)と呼ばれる液体を、コーキングする目地に塗り、乾燥させます。
④コーキング材(シーリング材)を注入する
コーキングガン
を使って、コーキング材を目地に打ち込んでいきます。
種類によっては、コーキング材を使える時間が限られているので、迅速・丁寧に進めていくことが重要です。
⑤ヘラ押さえ
ヘラ押さえとは、その名の通りヘラで抑える作業の事です。
目地に注入したコーキング材をしっかりと密着させるために、ヘラで押さえていきます。
この作業が仕上がりの見た目にも影響してくるので、コーキングの機能を発揮させるため、また、お家の見た目を美しくさせるために大事な作業です。
⑥マスキングテープ(養生)を剥がす
コーキング材が乾く前に、養生していたテープを丁寧にはがす作業です。
ヘラでせっかくキレイに仕上げても、養生を雑に剥がしてしまうと、目地に注入されたコーキング材まで巻き取ってしまう可能性があります。
⑦乾燥
目地に打ち込んだコーキング材をしっかりと乾燥させてから、塗装工事などに移ります。
乾燥時間は製品やう気温によって変わるため、2~3日乾燥させることもあれば、1週間かけることもあるでしょう。
ここまで、コーキングについてお話ししてまいりました!
サイディング外壁の塗装の際には、コーキングについても一度確認が必要になってきます!
どんな施工をするのかを知っておくことで、施工の際に少しでも安心して業者の方にお任せできるかと思います!
本日もお読みいただき有難うございます!
また時間の更新もお楽しみにしていてください!!